こんにちは しろふくろうです!
前回少しご説明した、PIVOTシリーズの2回目です。
今回は実際にPIVOTを計算して見ましょう。
ちょっと面倒かもしれませんが、実際に一度計算機を使って計算すると、簡単に仕組みが
わかると思いますのでぜひ算出してみてください。
まず計算には、昨日の高値=H、安値=L、終値=Cを使います。
(PIVOTの計算では始値=Oは使いません)
売買の基準となるピボット・ポイントは、次の計算式となります。
①P=(H+L+C)/3
高値、安値だけでなく終値を考慮しているのが特徴です。
さらに、S1,S2,R1,R2,HBOP,LBOPの6つのポイントを計算してみましょう。
買いポイント1=S1は、基準値Pより一定額安くなればよいのです。
②S1=P-(H-P)=2P-H
すなわち、一定額1=(高値HとPの差額)にしているのです。
さらに下には買いポイント2=S2があります。
S2は基準値Pより一定額2=昨日の変動幅(H-L)だけ、安くなるまで待つのです。
③S2=P-(H-L)=P-H+L
同様に売りポイント1=R1は
④R1=P+(P-L)=2P-L
売りポイント2=R2は
⑤R2=P+(H-L)=P+H=L となります。
そして、損きりのポイント=トレンドモードへの転換点を
LBOP(ロウ・ブレイクアウト・ポイント)、HBOP(ハイ・ブレイクアウトポイント)といいます。
HBOPはS1,S2を算出するのに使った値幅をそれぞれ足し、LBOPはR1、R2を算出するの
に使った値幅をそれぞれ引いたものとなります。
⑥HBOP=P+(P-L)+(H-L)=2P-2L+H
⑦LBOP=P-(H-P)-(H=L)=2P-2H+L
となります。(難しかったですか?)
一覧表にしてまとめてみますと
PIVOTは本当に良く出来た数字で、各ポイントが支持線、抵抗線として機能します。
次回は実際にこのPIVOTを使ったトレードについて検証してみたいと思います。
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